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1996 年度 実績報告書

リボソーム蛋白遺伝子のヒト染色体マッピング

研究課題

研究課題/領域番号 08044308
研究機関琉球大学

研究代表者

剣持 直哉  琉球大学, 医学部, 助手 (00133124)

研究分担者 PAGE David  マサチューセッツ工科大学, ホワイトヘッド研究所, 準教授
田中 龍夫  琉球大学, 医学部, 教授 (70018688)
キーワード遺伝子マッピング / リボソーム蛋白 / ヒト染色体地図 / ゲノム
研究概要

平成8年度はほぼ予定通り進んでおり、以下の進展状況に示す通り、73種類のrp遺伝子をヒト染色体上に高精度にマップできた。
<進展状況>
1.80種類のヒトrp遺伝子のうち、73種類についてその特異的なSTSを得た。残り7種類についても現在進行中である。
2.これら特異的なSTSを用い、全ゲノムのRadiation Hybrid (RH) マッピングパネルおよびCEPHの酵母人工染色体(YAC)ライブラリーのスクリーニングを、Whitehead/MITゲノムセンターの自動化ロボットを使って行った(剣持、Page)。
3.マップされたrp遺伝子は、ゲノム全体に散らばって存在しており、細菌に見られるようなオペロン構造は認められなかった。
4.現在、疾患遺伝子との関連を検討するためのデータ収集を、インターネットを使って行っている。
<結果の公表と来年度の展望>
完成したマップは、遺伝性疾患との関連を研究するための基礎データになると考えられる。そこで、得られたデータはすべてインターネット上に公開し、他の研究者が参照できるようにした。またこれまでの結果を、遺伝学専門誌に投稿するための準備を、相手機関と共同で現在進めている。
今後はこのマップを使って、疾患の原因遺伝子を探索することになるが、これまでにない困難が予想される。OMIM等を利用して、正確な疾患遺伝子のマップ情報を収集することが、ポイントとなると考えられる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kenmochi, N. et al.: "U14 snoRNAs are encoded in introns of human ribosomal protein S13 gene." Biochem. Biophys. Res. Commun.228. 371-374 (1996)

  • [文献書誌] Kenmochi, N. et al.: "Mapping of 73 human ribosomal protein genes: relationship to chromosomal disorders." Am. J. Hum. Genet.59(4). A305 (1996)

  • [文献書誌] Nanda, I. et al.: "The intron-containing ribosomal protein-encoding genes L5, L7a and L37a are unlinked in chicken." Gene. 170. 159-164 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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