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1996 年度 実績報告書

神経回路形成に関わる橋由来因子についての共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 08044315
研究機関大阪市立大学

研究代表者

佐藤 真  大阪市立大学, 医学部, 助教授 (10222019)

研究分担者 O'LEARY Den  The Salk Instite, Molecular Neurobiology, professor
米田 託成  大阪市立大学, 医学部, 助手 (70271179)
高木 宏  大阪市立大学, 医学部, 教授 (30163174)
キーワード大脳皮質 / 皮質橋路 / 錐体路 / 側枝 / 回路形成 / 化学誘導 / クローニング / ディフェレンシャル・ディスプレイ
研究概要

大脳皮質より橋に投射する、いわゆる皮質-橋路の形成にあたり、標的組織である橋組織(basilar pons)より(i)大脳皮質軸索側枝形成促進因子(ii)大脳皮質軸索(側枝)化学誘引因子が分泌されることが判明している。本研究は、この橋より分泌される(i)の作用を有する拡散性因子の同定を行い、本機構を分子レベルで解明することを目的とする。
通常(i), (ii)の作用はコラーゲンゲルによる3次元器官培養にて確認されるが、この方法は、クローニングの際のアッセイとして適当ではない。そこで、回路形成期の橋に発現し、明瞭な軸索側枝形成作用・化学誘引作用を示さないことが報告されている同期間の大脳皮質に発現しない(もしくは発現量の少ない)遺伝子をdifferential display法を用い探索することを研究代表者らは計画し、以下の結果を本年度は得た。
(1)研究代表者らは候補遺伝子として3クローン同定し、その内一つにつき全長cDNAを得た。
(2)外国人研究分担者は候補遺伝子として1クローン同定した。
(3)軸索側枝形成促進作用は通常、大脳組織を器官培養し検定されるが、外国人形成分担者は細胞の分散培養系でこの作用を確認できるバイオアッセイ系を開発した。
(4)研究代表者らはバイオアッセイ系に用いてる細胞群の生存率を向上させる工夫を行った(この結果については現在外国人研究分担者側で検討中)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Mokoto Sato: "Action of a diffusible target-derived chemoattractant on cortical axon branch induction and directed growth." Neuron. 13. 791-803 (1994)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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