研究分担者 |
シドロフスキー G.Y. ユジノサハリンスク教育学部, 教授
パスユーコフ P.N. ユジノサハリンスク教育大学, 教授
木村 純 高等教育機能開発総合センター, 生涯学習研究計画部, 助教授 (90153212)
進藤 省次郎 北海道大学, 教育学部, 助教授 (80171073)
所 伸一 北海道大学, 教育学部, 助教授 (50133682)
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研究概要 |
1. サハリン住民の体育・スポーツ活動の現状について、日本でシンポジウムを開催し、ロシア側の研究分担者(Shidlovsky,G.Y.,Shidlovskaya,T.N.及びPasyukov,P.N.)と共に論文をまとめ、北海道大学の生涯学習の論文誌および一般の読者向けの出版物(「北方圏住民の生活とスポーツ」共同文化社)として公表した。 2. 平成9年度に北海道大学学生界びユジノサハリンスク市内大学生を対象として日本文部省スポーツテストを実施した結果をまとめ、日本体育学会等に発表した。現在学会誌に投稿する準備を進めている。 3. 平成9年から平成10年にかけて北海道およびサハリン州で質問紙伝による「高齢者のライフスタイルと身体活動」の調査を実施し、両地域でそれぞれ男女計500名以上、合計1116名のデータが得られた。この調査の結果、両地域の高齢者とも冬季の身体活動量が低下すること、運動実施状況は男女ともサハリンの高齢者の方が低いことが明らかになった。さらに、ロシアの高齢者に肥満者が多い問題に食習慣での節制状態の違いが関与している可能性、若い時期の身体的活動性が高齢になってからの身体的活動性だけでなく社会奉仕活動への参加など社会的活動性にも影響を及ぼすことが示唆された。 4. 平成10年9月にサハリン州で高齢者の生活におけや身体活動水準及び体力測定(日本の文部省による高齢者用テスト)を実施した。今後データを追加し、北海道の高齢者との差異などを検討していきたい、
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