研究課題/領域番号 |
08045011
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研究種目 |
国際学術研究
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 大学協力 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
古賀 公治 佐賀大学, 経済学部, 教授 (40037106)
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研究分担者 |
水野 一郎 関西大学, 商学部(平成10年4月佐賀大学経済学部より転出), 教授 (70174034)
原田 宏 佐賀大学, 経済学部, 教授 (80274570)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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キーワード | 東アジア経済 / 証券市場 / 貿易 / 金融・国際金融 / アジア経済危機 / IMF援助 / 中国への香港返還 / 会計制度 |
研究概要 |
アジアの経済高度成長はいつまで続くのか。香港の中国への返還はアジア経済にどの様な影響を及ぼすのかなど非常に興味をそそられる課題を持って本調査研究は開始された。しかし、アジア経済は、調査の途次で劇的変化をとげることとなった。すなわち、タイの通貨危機に端を発したアジア経済危機はインドネシアや韓国にIMF援助を受けねばならない状況を生み出した。我々の調査対象となった東アジア地域(シンガポール、台湾、香港、中国、韓国そして日本)も経済的大難問をかかえこまねばならなくなった。その解決の方法をそれぞれが探るなかでアジア諸国・地域の相互依存関係の強さをより明確に知ることとなった。 われわれは調査対象とした上記の国・地域が現実にかかえている諸問題を析出するとともに、証券市場の問題を中心として、貿易、金融、企業経営、国際金融、会計制度、財政問題を関わらしめ、どの様な問題をかかえ、どの様に対応しようとしているのか、そして将来の展望を得ることを目標として調査、分析、論議を重ねてきた。もちろん経済全般の姿を把握することにより、それぞれの国・地域の持つ問題点を明らかにすることができ、その今後の展望も開けるものと考えて、研究を進めたことをつけ加えておきたい。
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