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1998 年度 実績報告書

インドネシアの水産開発に関する社会経済学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08045012
研究機関鹿児島大学

研究代表者

松田 恵明  鹿児島大学, 水産学部, 教授 (10136848)

研究分担者 UMBARI Abuba  ボゴール農科大学, 水産学部, 講師
FAUSIA Lusi  ボゴール農科大学, 水産学部, 講師
KUSUMASTANTO トリドヨ  ボゴール農科大学, 水産学部, 講師
MURUTADI Sar  ボゴール農科大学, 水産学部, 助教授
市川 英雄  鹿児島大学, 水産学部, 教授 (40041701)
キーワードインドネシア / マングローブ / シンボカルチャー / エビ養殖 / 漁業 / 資本形成 / 経済危機 / 水産開発
研究概要

本年度は平成8・9年度の成果を踏まえ、次の分野で研究を深め、過去3年間の研究成果を総括した。
1. マングローブ林との共生を目指すシルボカルチャーの研究
過去において、エビ漁業振興のために多くのマングローブが伐採されてきたが、最近では、環境に対する認識が高まり、1994 年以降マングローブ林との共生を目指すエビの養殖(シルボカルチャー)が政府主導で行われ、2 年間の準備期間を経て、民営化が図られている。その実態を明らかにすることが本研究の目的である。
2. 漁村における資本形成の研究
これまで小規模漁業者は信用も担保も無く、低利の政府系の融資を受けることすら難しかった。そのような中で、彼等がどのようにして資本形成をしてきたかを明らかにすることが本研究の目的である。
3. 経済危機下の水産政策に関する研究
インドネシアは 1997 年 8 月に始まった経済危機に今も直面している。この経済危機の中で外国資本に対する依存度の少なかった農業と水産のみが、経済成長を続けている。特に、水産は資源に余裕があり、輸出産業としても重要であるばかりでなく、雇用吸収力も大きいので期待されている。その結果、1977 年 10 月以降、小規模漁業者で協同組合に加入している者は協同組合銀行や政府系企業から始めて担保無しで低利の借金ができろように成った。その実態を明らかにすることが本研究の目的である。

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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