研究課題
国際学術研究
(1)バニステンデール及びバン・フーレと共同研究「EUにおける投資環境-直接税制と会計基準を中心として-」を行った。バン・フーレは欧州委員会の財務情報会計基準課長でもあるので、国際会計基準に対する欧州基準の戦略についても貴重な見解を披露した。(2)EUにおける有害な租税競争と取り組むためのパッケージ(1997.11.5)の翻訳と分析、(3)EU委員会のDGXX1の改組とマーストリヒト条約に伴う欧州議会の権眼強化、(4)租税競争論者の主張(ブキャナン、ミルトン・フリードマン、ロバート・マンデル等)、(5)租税競争の具体例(ルクセンブルグ-源泉徴収税なし、オランダ-participation exnamination、ベルギー-コーディネーションセンター、英-キャピタル・ゲイン非課税、アイルランド-ダブリン・ドッグ、シャノン空港フリーゾーン、伊-トリエステ、オフショアセンター、ポルトガル-マディラ・フリーゾーン、スペイン-カナリア諸島特別ゾーン等)の分析、(6)EU貯蓄所得課税共存モデル導入の背景、(7)共存モデルの逐条的分析、(8)ユーロ導入と租税政策・税務、(9)レベル・プレイイング・フィールドとしてのEU法人税調和、(10)EUにおける移転価格税制の変化-基本三法から利益分割法及び定式配賦法ヘ-、(11)欧州裁判所ジリー事件判決、(12)欧州裁判所シューマッカー判決、(13)EUフロンティア・ワーカー課税問題、本研究では、この問題を取り上げ分析した。
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