研究分担者 |
顔 雲輝 中国東北大学, 機械系, 副教授
聞 邦春 中国東北大学, 機械系, 教授
王 徳俊 中国東北大学, 機械系, 教授
谷 順二 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (30006192)
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研究概要 |
前研究代表者江鐘偉助教授が客員研究員として長期米国バージニア工業大学でインテリジェント材料ならびにスマート構造物に関する研究を行うため,本研究の総括は長南征二教授が引きつくこととなった。 平成9年31日〜11月7日に中国側研究分担者王徳俊教授,聞邦治教授,顔雲輝教授および杜立群講師らを東北大学(日本・仙台)に招聘し,本研究における今までの進行状況ならび研究成果について報告会を行った。さらに,今後の研究計画,進展方針および役割分担等について検討・協議した。 報告会では中国側研究者らが,構造物の基本的要素であるはりに圧電素子を貼り付けた場合のモードや固有値の計算方法として貼り付けてある部分と貼り付けてない部分の要素ごとに分けて行うことより計算が簡単かつ有効であることが示され,さらに,圧電素子を用いてはりを制御する場合の圧電素子の厚さに最適な厚さのあることが判明し,今後の最適構造設計への適用が期待される。 一方,日本側研究者らは,圧電素子にセンサ機能とアクチュエータ機能があり,構造物の自己診断を行うためのセンシングアクチュエータの駆動制御法ならびにアクティブセンシングの計測・信号処理技術について発表された。さらに,圧電センサによる内周刃ウエハスライサマシンのウエハ切断状態のリアルタイム観測のための計測技術と信号処理法を報告した。 また,研究分担者江鐘偉は平成10年2月27日から3月6日に中国に派遣し,調査研究を行うと同時に米国バージニア工業大学で得られた知見を今後の研究に適用することについて協議する。
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