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1996 年度 実績報告書

コンピュータ統合事業アーキテクチャーの多基準に基づく評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08045032
研究機関電気通信大学

研究代表者

鈴木 淳  電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (30249742)

研究分担者 由良 憲二  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (50158341)
LJUBISA Vlac  School of Microelectronics. Griffih Unive, Senior Lec
松井 正之  電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (00034413)
キーワードコンピュータ統合事業 / コンピュータ統合生産 / 階層的意志決定法 / 包絡分析法 / 多基準評価 / 評価モデル
研究概要

本研究の平成8年度における実績をして、以下のことが挙げられる。
第一に、コンピュータ統合事業/生産(CIE/CIM)の現状について調査を行った。平成8年9月、オーストラリアにて、また同年12月、日本にて電機、化学、食品、鉄鋼などの産業におけるCIE/CIMの現状について実際に企業を訪問し、設備の見学ならびに担当者への聞き取りを通じて調査を行った。この結果、各企業の導入レベルには差が見られ、在庫費用・人件費などの低減に見られる経済性の他、リ-ドタイムの短縮化・スケジューリングの迅速化・システム更新に伴うリスクの最少化など、複数の基準項目の存在が分かった。
第二に、評価モデルの調査を行った。企業において複数の基準に基づいてCIE/CIMを構築する必要があることから、これらを扱うことができる評価モデルが必要であり、その観点から階層的意思決定法(AHP)と包絡分析法(DEA)が手法として有効であるとの結論に達した。また、CIEの評価項目については、それらを構造化したNakamura(1995)によるモデルを発展させることとした。
これらをふまえ、研究者分担者のVlacicと松井、および大学間交換留学生の西堀によりCIMにおけるAHPの利用についての研究を行い、国際学会にて発表を行った。また、代表者の鈴木および分担者の松井・由良により評価項目に関する考察を行い、日本経営工学会にて発表した。さらに、Makamuraのモデルをもとにした企業調査結果について、CIMの専門誌に論文を発表することができた。現在、DEAを用いた評価方法の枠組みについて、平成9年度中に国際学会において発表するべく投稿を行っている段階である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] T.Nakamura,L.Vlacic Y.Ogiwara: "Multiattribute-based CIE/CIM Implementation Decision Model" Computer Integrated Manufacturing Systems. 9・2. 73-89 (1996)

  • [文献書誌] 鈴木,由良,松井: "CIEの評価法に関する一考察" 日本経営工学会平成8年度秋季研究大会予稿集. E 06. 143-144 (1996)

  • [文献書誌] Y.Nishibori,L.Vlacic,M,Matui: "Using the Analytic Hierarchy Process in Computer Integrated Manufacturing" IFAC-Workshop on Manufacturing Systems:Modelling,Managemet and Control. 267-272 (1997)

  • [文献書誌] A.Suzuki,L.Vlacic,K.Yura,M.Matsui,Y.Ogiwara: "Multicriteria-based Evaluation of CIE/CIM Systems by Using DEA" The Fourth Conference of the Association of Asia Pacific Operational Research Societies. (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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