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1997 年度 実績報告書

人工知能システムにおけるマルチメディア情報の超並列処理の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08045034
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

伊藤 英則  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (80213073)

研究分担者 WALLACE Mark  Imperial College, ICーParc, Principal
RICHARDS Bar  Imperial College, ICーParc, Professor
犬塚 信博  名古屋工業大学, 工学部, 助手 (10221780)
世木 博久  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (90242908)
鈴木 いく雄  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (10023152)
キーワードマルチメディア / 人工知能システム / 並列処理 / 高次推論 / 帰納学習
研究概要

人工知能システムにおけるマルチメディア情報に関して,超並列処理を行なうための要素技術の発展のために,次の項目について研究を行なった.
1.知的描画アルゴリズムにおける感性表現手法の研究
マルチメディア情報を人工知能システムにおいて理解し,知的に解釈・表現することを目的としてアルゴリズムを研究してきた.本年度は昨年の手法を発展させ,感性表現法を開発し,実験により有効性を確かめた.
2.音楽情報処理手法の研究
音楽情報もマルチメディア研究において重要な要素である.本年度はこれを取り上げ,音楽構造を分析することにより圧縮・進展させるための方法の研究,およびこれを利用することによって音楽における情報表現を効果的に行なうための方法を開発し,実際に音楽生成に適用することで有効性を確かめた.
3.戦略的問題解決法を用いた問題解決手法の開発
戦略的知識を帰納し,これを問題解決に利用する手法が昨年の研究によって提案されたが,本年度はこの手法を用いて問題解決への効果を実測し,有効性を検討した.この方法は理論面,またシステムとしての充実などに改良の余地があり,引き続いて研究を行なう.
4.帰納学習法の超並列化アルゴリズムを利用した知識獲得
メディアの分類,知的解釈などにおいて重要である帰納学習手法を確立するため,帰納論理プログラミング法を用いた情報を分類方法を研究してきている.これを超並列化するための基礎技術を検討してきたが,本年度はこの方法を並列計算機に実装し基本原理の確認を行なった.
5.高次推論超並列化技術を用いた高速仮説推論の研究
仮説推論を取り上げ超並列処理技術による高速化を研究してきておるが,本年度はより現実な環境においてこの技術を活かすため,中程度の能力の計算機が計算機網によって継れた環境において並列計算を実現するための研究を行なった.これによって本手法の適用範囲が拡大される.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 柴田 大介: "顔画像の線描画による表現手法について" 電子情報通信学会論文誌D-II. J80-D-II. 2095-2101 (1997)

  • [文献書誌] 山田 雅之: "アヤトリ図形のトポロジカルな性質と結び目多項式による特性化" 情報処理学会論文誌. 38巻・8号. 1573-1582 (1997)

  • [文献書誌] 島尻 優香: "モデル生成法に基づく安定モデル計算の効率化" 人工知能学会論文誌. 12巻5号. 753-759 (1997)

  • [文献書誌] 犬塚 信博: "Efficient induction of executable logic Programs from examples" Lecture Notes in Computer Science. 1345巻. 212-224 (1997)

  • [文献書誌] 舟橋 達志: "A Generating Method for 3-dimensional Knitting Cloth Shapes" Lecture Notes in Computer Science. 1351巻. 474-481 (1998)

  • [文献書誌] 上之園 裕二: "A method to generate music using fractal coding" 16th IASTED International Conference Applied Informatics. (発表予定).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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