研究分担者 |
DENIZEAU Fra モントリオール大学, トクセン研究所, 教授
CHEVALIER Ga モントリオール大学, トクセン研究所, 教授
伊藤 禎彦 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10184657)
松井 三郎 京都大学, 工学研究科, 教授 (90092808)
足立 紀尚 京都大学, 工学研究科, 教授 (20026173)
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研究概要 |
本研究は,カナダと日本の代表的湖沼・河川(カナダ:五大湖・セントローレンス河,日本:琵琶湖・淀川)を取り上げ,それぞれの経年的汚染にみちれる特性比較を行うことによって,汚染メカニズムと環境影響特に毒性物質がもたらす長期的な生態影響を解明しつつ,地球規模よりは小さい大陸間汚染防止策の新戦略を提言することを目的としている. 平成4年度に準備調査を開始し,平成6年に京都で第1回のワークショップを開催した。その後、平成8年度にはカナダ・モントリオール市で第2回、平成9年度には再び京都で第3回ワークショップを開催した.また、本研究助成を受けて京都大学大学院生が研究協力者としてカナダで資料収集を行ったり、カナダ側明究分担者が大学院生とともに2ヵ月間日本に滞在して調査研究を進めるなど、実質的な研究が進展した。 これらの研究の結果,五大湖・セントローレンス河水系の河川管理方法、水質汚染メカニズム、流域の上水道・下水道の状況などについて現地データを入手し解析するとともに、バイオアッセイを活用した環境毒性物質の挙動解析や生態影響解析に関する調査研究にも成果を挙げてきた。 平成10年度にはカナダ・ケベック市で第4回ワークショップを開催した。ワークショップにおける主要課題は以下の2つであり、今後の研究体制についても意見交換を行った。 1)琵琶湖・淀川水系および五大湖・セントローレンス河水系における、計算機支援技術に基づいた水量・水質・流域の管理計画。2)藻煩や細菌などを用いたバイオアッセイによる環境毒性物質・内分泌撹乱化学物質の挙動解析・生態影響解析。
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