研究分担者 |
WIE be P.H. ウッズホール海洋研究所, 教授
木村 伸吾 東京大学, 海洋研究所, 助手 (90202043)
中田 英昭 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60114584)
寺崎 誠 東京大学, 海洋研究所, 教授 (20111586)
杉本 隆成 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
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研究概要 |
東京大学海洋研究所淡青丸により,平成10年7月に相模湾および駿河湾おいて,曳航型の新規計測器を用いて観測を行った.この観測には,既存のネット採集,採水,光学,画像,音響的方法も含まれており,これらの観測機器の同時計測での操作性,機器間の相互干渉の有無,最適な設置・曳航方法について検討を行った.さらに,平成10年9月から10月にかけて東京大学海洋研究所白鳳丸により黒潮続流域および親潮黒潮遷移域,三陸沖暖水塊で上記の計測器用いた観測を行った.米国側は昨年に引き続きウッズホール海洋研究所に所属する海洋調査船により曳航式プランクトンビデオカメラや音響機器等の測定機器を用いて,大西洋において日本の三陸沖に相当する米国東海岸沖合域にあるGeorges Bankで観測を行った. 日本側では黒潮続流域,親潮黒潮遷移域,三陸沖暖水塊で行った観測結果の解析を進め,米国側のGLOBECのグループの観測結果との整理と討議のため,平成10年8月に東京大学海洋研究所から杉本隆成を米国へ派遣した.アラスカにおいて,日本側と米国側のGLOBECの観測結果について検討を行った.さらに,生物計測手法開発やそのGLOBEC(地球規模海洋生態系変動)研究への応用に関する現状と今後の研究の方向性などについて議論を行った.その結果,平成11年度と平成12年度に日本海においてウッズホール海洋研究所に所属する海洋調査船と東京大学海洋研究所白鳳丸の研究航海を実施し,曳航式プランクトンビデオカメラや音響機器等の測定機器を用いた調査を行うことになった.平成11年3月に,小松輝久をウッズホール海洋研究所に派遣し,最終的な観測結果の整理と討議,研究航海の打ち合わせを行うとともに,今後の協カ関係について討議した.また,生物計測システムの分野に関する新しい情報を得た.
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