1.目的 国立民族学博物館の衣類標本は、MCD研究グループが、衣類専門の分析コード表に基づいて、データベース化を行ってきた。本研究の目的は、今後の分析継続やデータ公開に備えて、具体的な標本事例をあげつつ、コード表を解説するツールを作成することである。 2.方法と結果 1.HTMLを用いたデータの加工コード表の全体と部分、概念規定と事例を、相互に参照する方法として、Hyper Text Markup Languageを用いた。 2.画像の加工各コードの解説に必要な事例を撮影し、PhotoCDに加工した。Adobe社のPhotoshopを用いて、写真のサイズ、背景、色調などを修正、トリミング、矢印などの指示記号を加えるなどの加工をした。 3.完成後の利用環境分析支援ツールはApple社のMacintosh8500/132と21inchディスプレイをスタンドアロンで使用する前提とした。検索支援ツールは、汎用のブラウザによって不特定多数の利用を可能にした。 3.課題 以下の点について留意しつつ、事例の追加差し替えを行って、支援ツールを完成したい。 1.形態を示すため、現地撮影の画像を標本と照合する 2.布地特性については特に多くの事例を盛り込む 3.布地特性の製作技法を示す動画を加える 4.専門用語については、用語データベースへの参照をつける
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