研究概要 |
1.共鳴光電子分光:Ce4d-4f共鳴を行うには100-130eV程度まで、4d-4f共鳴を行うには程度までの可変の励起エネルギーが必要である。実験は高エネルギー研究所フォトンファクトリーBL19B、及びBL18A,東大物性研SOR-BL2で行う。 2.共鳴逆光電子分光:電子エネルギー可変の電子銃はすでに購入済みのキンポール社製のBaOカソードの電子銃とVG社製のフィラメントカソードの電子銃を用いて行う。後者はフィラメントの電圧降下分だけ前者より分解能が落ちると思われるがそれほど影響がないことを確認している。実験は全て高エネ研フォトンファクトリーBL19Bに設置してある物性研究光分光器を用いて行う。 Ce化合物は非常に酸化されやすいため,測定中は30分置きにやりがけを超真空下で行いながら行う。(表面の汚染のチェックは酸素の発光などを随時モニターすることにより行う。)また測定は全て液体窒素温度以下の温度で行う。 実験データはコンピュータによって取り込まれ,解析を行う。得られたスペクトルに対して全員で議論、検討を行う。
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