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1996 年度 実績報告書

ストレンジネスを含む原子核

研究課題

研究課題/領域番号 08239103
研究種目

重点領域研究

研究機関京都大学

研究代表者

今井 憲一  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70025493)

研究分担者 橋本 治  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50092292)
矢崎 絋一  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (60012382)
元場 俊雄  大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (90121863)
岸本 忠史  大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90134808)
福田 共和  東京大学, 原子核研究所, 助教授 (50116092)
キーワードハイパー核 / ストレンジネス / K中間子 / SU(3)対称性 / 原子核 / ハイペロン
研究概要

総括班の役割は、この重点領域研究(ストレンジネスを含む原子核)の設定目的である。柱となる計画研究の進行を有機的にはかること、及びこの研究分野の現状を把握し、今後の重要課題を明らかにして、国内外の研究者を組織することにある。
今年度は初年度であり、まず7月に70名規模の研究会『ストレンジネスと原子核』を3日間にわたって開催し、ストレンジネス核物理の現状をレビューし今後の研究計画を検討した。研究会での報告、討論を報告集として印刷配布した。
さらに、12月にはINS国際シンポジウムに合わせて、ハイパー核に関する国際ワークショップを開催し、国外の研究者との研究討論を行い、又、同月末には、特にこの重点領域研究の柱であるγ線核分光についての研究会を開催した。これらの研究会を通じて、他分野、国外の研究者と、又、理論・実験研究者の相互討論を行い、研究の進展に大きな力となった。又、10月には、Brookhaven国立研究所に実験のプロポーザルを提出し、その多くが認められたのも大きな成果である。
又、平成9年4月から始まるBrookhaven国立研究所でのS=-2核の探索実験(計画研究A3)の準備を多くの研究者を派遣して行った。又、この重点領域研究の為の事務局を京都大学理学部に置き、ニュースの発行など、各研究の連携及び研究者の組織化を行った。各計画研究は順調にスタートしており、初年度としては順調なすべり出しと云えるだろう。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] J.K.Ahn: "Search for the H dibaryon in (K-,H+)reaction with scintillating fiber active target" Phys.Lett.B378. 53-58 (1996)

  • [文献書誌] T.Harada: "Sigma-hypernuclear reponses in 4He(in-fight K-,pi)spectra" Prog.Theor.Phys.96. 145-178 (1996)

  • [文献書誌] T.Sakai: "The H-dibaryon in nuclear matter" Proc.7th Int.Conf.on the structure of baryons(Baryons'95)Santa Fe. 1995. 519-522 (1996)

  • [文献書誌] O.Hashimoto: "Λ hypernuclei and their deeply bound states" Phys.Rev.C53. 1210-1220 (1996)

  • [文献書誌] T.Fukuda: "Nuclear Physics with S=-2" Hyperfine Interactions. 103. 267-273 (1996)

  • [文献書誌] E.Hiyama: "Three-body model study of A=6-7 hypernuclei : Halo and skin structures" Phys.Rev.C53. 2075-2085 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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