研究課題/領域番号 |
08243101
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平井 敏雄 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50005865)
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研究分担者 |
小野 勝道 茨城大学, 工学部, 教授 (40006325)
遠藤 忠 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30176797)
西田 俊彦 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30020879)
渡辺 龍三 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20005341)
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キーワード | 傾斜機能材料 / 物理・化学 / 生化学 / 電気・磁気 / 成果とりまとめ研究発表会 / 「大学と科学」公開シンポジウム / 日中化学協力事業セミナー / 研究成果報告書 |
研究概要 |
特定領域研究(A)「傾斜機能材料の物理・化学」は、傾斜構造に由来する傾斜機能発現の機構を基礎的に解明し、さらにはその結果を新素材開発に適用するために、傾斜機能材料の物理的・化学的研究を行うことを目的として平成8年度に発足し、平成10年度でその研究機関を終了した。本研究により、物理的・化学的・生化学的機能の傾斜化のためのプロセスが確立され、傾斜構造に由来する傾斜機能の発現機構が基礎的に解明された。さらに、電気的および磁気的傾斜機能材料、熱電的および光電的傾斜機能材料が開発され、また、化学的・生化学的傾斜機能化により生体材料が開発された。これらの展開は、わが国はもとより世界の材料科学の発展に貢献し産業界の活性化に役立つものである。本総括班はその研究成果を取りまとめ、広く公開することを目的とした。そのため本総括班では、「傾斜機能材料の物理・化学」の3年間の研究成果をとりまとめるため、次のことを行った。(1)特定領域研究(A)「傾斜機能材料の物理・化学」において特にめざましい成果を挙げた研究者を主として公開の成果とりまとめ研究発表会を開催した。(2)研究成果公開促進費の採択により、当領域の参加研究者に加えて民間企業等の研究者をも講演者として、「大学と科学公開シンポジウム」により一般へ広く研究成果の公開を計った。(3)本特定領域研究で得られた結果を中心に、国内外における研究成果を加えて情報を集積し、情報センターとしての役割を果たすと共に国内外に傾斜機能材料に関する情報を発信した。特に、傾斜機能材料研究が盛んな中国とは、日本学術振興会「日中科学協力事業セミナー」を通じて本領域の研究成果をアピールすることができた。(4)これまでの研究成果をとりまとめ、研究成果報告書の冊子を作製した。
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