研究分担者 |
矢島 脩三 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20025901)
藤原 譲 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (40110473)
土居 範久 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (50051553)
高木 利久 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30110836)
大野 豊 立命館大学, 総合理工学研究機構, 客員教授 (60026185)
|
研究概要 |
計算磯ネットワークの急速な発展にともなって,多様なハードウェア,ソフトウェア,さらに多様なデータをも統合できる機能を有するデータベースが非常に注目されるようになってきており,さらに計算機の置かれている環境の中に入り込んで協調しながら処理を行うことも重要となってきている.また,データベースのバックアップなしでの研究が不可能となりつつある.本重点研究の主目的はこのようなデータベースの新しい方向に対処した研究および開発を行い,科学・工学の研究基盤としてのデータベースシステムの開発を行うことで,(1)各種のメディア統合,(2)各種応用システムの統合,(3)利用者とシステム利用環境の統合,(4)それらの目的に則したデータベースの高機能化および高性能化を中心的な研究開発を目標としている.本重点領域研究では,これらの研究課題を4つの班に分けて研究するとともに,それらの統合化を行う.本総括班は各班の代表者およびこの方面に深い見識を持つ研究者から構成されており,各研究班の研究内容の調整,年間研究方向の検討,研究班相互の連絡等を含む研究全体について,効率的に進行するように全般的な責任を負う.また,各研究集会の企画,シンポジウムの開催,研究成果の公表,報告書の作成・出版,研究者への情報の伝達などにも責任を負う. 本年度は主に以下のような活動を行った. 関連国際会議として11月に第5回データの組織化の基礎に関する国際会議(FODO'98)(神戸),第1回マルチメディア・コンテンツの高次処理に関する国際会議(AMCP'98)(大阪), 17th International Conference on Conceptual Modeling(ER'98)(シンガポール),International Workshop on Data Warehousing and Data Mining(DWDM'98)(シンガポール),およびInternational Workshop on New Database Technologies for Collaborative Work Support and Spatio-Temporal Data Management(NewDB'98)(シンガポール)を開催した.それぞれの論文集は正式刊行物として出版されている.また研究集会は7月8日〜10日にかけて福井県芦原パストラルにおいて情報処理学会データベース研究会/電子情報通信学会データ工学研究専門委員会主催の夏の合同ワークショップと兼ねて開催し,最終回は成果報告会および公開シンポジウムを1月25日〜27日にかけて東京ホテルフロラシオン青山にて開催した.また術星中継による研究打ち合わせを約月に一度,計11回行った.このほか,サイバースペースのためのデータベース-第3回91ワークショップ(4次元時空間データベースワークショップ)を5月28日〜29日にかけて大阪大学待兼山会館にて開催した. これらの研究成果等については以下のホームページに公開中である. http://www.isse.kuis.kyot-u.ac.jp/juten/
|