研究分担者 |
横田 一正 岡山県立大学, 情報工学部, 教授 (10273484)
小西 修 高知大学, 理学部, 教授 (00135386)
西尾 章治郎 大阪大学, 工学研究科, 教授 (50135539)
有木 康雄 龍谷大学, 理工学部, 教授 (10135519)
上原 邦昭 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (60160206)
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研究概要 |
マルチメディア情報の構造化の研究として,動的なシーン同定のための動画像検索演算系の開発,時刻印付きオーサリンググラフによる内容記述方式の考案,音声・文字・映像認識にもとづくニュース記事の自己組織化・検索方式の開発、自己組織化マップを用いた映像自動分類方式の提案と試作,ストーリの文法に基づく動的・トップダウン的な内容記述モデルとプロトタイプの概念を導入したオブジェクト指向アプローチによる動的・ポップアップ的な内容記述モデルの開発などを行った. インターネットデータベースの研究として,経路構造存在制約を用いたハイパーメディアの一貫性管理方式の提案と,これにもとづく試作システムの開発を行った. 移動携帯型データベースの研究として,ネットワークの動的接続や断線など移動体計算環境に特有の事象に対応するためのデータ管理基盤としてのアクティビウモ-バイルデータベースシステム(AMDS)に関する研究を行った.その応用として,スケジュール管理システムを構築した.さらに,移動体の移動を意識せずにデータベースにアクセスできるために,移動体の位置管理技術の研究やそれを考慮した問合わせ処理方式について研究を行った.また,移動体計算環境におけるソフトウェア開発環境としてPENGUINを提案し,実装を行った. エージェント型分散データベースの研究として,分散情報源の統合のために,能動型データベースの技術をエージェント技術を融合したエージェント型メディエータ・データベースシステムの試作や,統合のための枠組みを演繹オブジェクト指向データベース技術の拡張で行う方式を提案した.さらに、インターネットでの情報探索のために,データマイニグ技術を導入した新しい検索エンジンを開発し,公開実験により,その有効性を検証した.さらに,グループウェアにおいて,タスクではなくグループに着目したデータ管理方式を開発し,これまで,個々の人(目標,能力,興味等),グループ(メンバー,目標等),プロセル(タスクの種類,順序,状況等)の三つを基本のデータとする方式を提案した.
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