研究分担者 |
西田 正吾 大坂大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (00273607)
清木 康 慶応義塾大学, 環境情報学部, 教授 (10169956)
有澤 博 横浜国立大学, 工学部, 教授 (10092636)
有川 正俊 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (30202758)
安達 淳 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (80143551)
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研究概要 |
本研究では,次世代データベースシステム実現のための基盤技術として,情報表現と情報交換・通信との両方の意味におけるメディアを取り上げ,各種メディア,特に連続メディアを統合し,有機的なメディア操作を可能にするモデルとその実現のためのアーキテクチャの研究を行なう.さらに,メディア統合データベース技術と高度ネットワーク環境におけるハイパーメディアシステム技術とを融合させて,真のマルチメディア環境ベースを実現するための基盤技術を確立する. 平成10年度は,それぞれの研究テーマの核について実装方式を検討し,プロトタイプを試作を行った.奈良先端科学技術大学院大学には実験機器を重点的に導入したほか,各研究分担者の研究設備の整備を行った.「メディア統合基盤としてのマルチメディアデータモデルの研究」では,連続メディアを対象としたメディア統合を実現する基本操作系を設計し,プロトタイプを試作した.「時空間情報ベースシステムの研究」では,実時間ビデオと3次元CG空間を合成した仮想空間を複数ユーザで共有することができるアプリケーションを作成した.また,映像データベースシステムの方式設計とプロトタイプ試作を行った.「情報ネットワーク環境」における高次メディアシステムの研究」では,News On Demandシステムを拡張し,品質保証機能を導入した.また,URSからURIを得るための実験的な名前解決システムの通信プロトコルの仕様を作成し,システムを試作した.さらに,インターネット上に公開した画像データベースプロトタイブの利用者評価を行った.
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