研究分担者 |
小谷 俊介 東京大学, 工学系研究科, 教授 (30133101)
佐藤 忠信 京都大学, 防災研究所, 教授 (00027294)
家村 浩和 京都大学, 工学研究科, 教授 (10026362)
大町 達夫 東京工業大学, 総合理工学研究科, 教授 (90126269)
鏡味 洋史 北海道大学, 工学研究科, 教授 (70016476)
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研究概要 |
1995年兵庫県南部地震は6000余の人命を奪い、直接被害額が10兆円、間接被害額を含めると20兆円に達する被害を生ぜしめた。しかしながら、地震自体は日本周辺では平均して1年間に1回程度は発生している地震であった。したがって、被害を大きくしたのはその地震が阪神間の都市圏で起こったためである。こうした都市直下の地震の経験を後世に残し、問題解決を目標として特別領域研究が1996年に重点領域研究としで発足した。期間は4年であり、2000年3月に終了した。 この研究は、8課題の計画研究と公募研究とから構成されており,計画研究には総計84名が参画した。また、公募研究には述べ194名が採択された。これらの研究費を受けた研究者は、毎年総括班により開催された総合シンポジュウムにおいて成果の発表を行うとともに,研究成果として和文ならびに英文による報告集を刊行し,関係方面に配布した。また、広報活動のひとつとして,ニュースレターを毎年3-4回発行し,全国の災害関係の研究者や防災事業担当者に配布した。 さらに研究成果に対する広報活動の一環として,海外における報告会を開催した。すなわち,2000年2月28,29の両日にわたって台湾の台北市において,国家地震工学研究センターと連携してワークショップを開催し,4年間の研究成果の概要を領域代表者ならびに計画研究代表者から報告し、熱心な討論が行われた。また,2000年3月20、21,の両日にサンフランシスコにおいて、PEER(太平洋地震工学研究センター)、ATC(応用技術協議会)、ならびにNSFとの共催により,計画研究を中心とした報告会が開催され,熱心な討論が行われた。また、海外への広報活動として,英文による報告書を刊行し,海外の関係者に送付した。
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