研究課題/領域番号 |
08249105
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
北川 禎三 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (40029955)
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研究分担者 |
井口 洋夫 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 名誉教授 (00100826)
渡辺 芳人 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (10201245)
木村 榮一 広島大学, 医学部, 教授 (30034010)
西野 武士 日本医科大学, 教授 (40094312)
森島 績 京都大学, 工学部, 教授 (50026093)
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キーワード | 生物無機化学 / 生体分子科学 / 構造生物学 / 分子生物学 / 金属タンパク質 / 金属核酸 / 人工変異タンパク質 / 分子認識 |
研究概要 |
6月に全体会議を岡崎で開催し、各研究グループが得意としている技術や物質のうち、本特定領域研究班員との共同研究に供せるものを紹介しながら各々の研究内容を説明する会とした。昨年は国際シンポジウムを開催したので、本年は班会議をしっかりやることにして、各班に丸一日とりながら4日間連続して班会議をもった。班横断的な共同研究をたくさん実施しており、この分野に 若い人も多いので、各研究グループの学生も参加し、しかも他の班の会議にも出られるよう、岡崎国立共同研究機構の利点をフルに生かした会の運営をした。夜には、対立する考え方や実験データのある分野ついて両グループの説明を全員が聞き討論する″Point/Counter Point Discussion″というセッションをもった。日本化学会第75回秋季年会においては、シンポジウム″生体機能における金属イオンの分子科学″を2日間にわたって開催し、20名の講演と熱心な討論を行った。公開発表会を兼ねた公開ワークショップを広島で2日間にわたって開催した。生体金属分子科学の分野で世界をリードする4人の外国人研究者を評価委員として招待し、班員全員が研究成果をポスターで発表するところを見てもらって評価を聞いた。このポスターセッションには、班員外のものも含め107件の発表があった。2日とも午前中は、外国人評価員及び班員(2人)の招待講演の場とした。会場は予想を上回る盛況であった。 総括班会議を年2回開催し、評価委員の先生方から助言をいただいた。また班長と事務局長の集まりを3ケ月に1度の割で開催し、班員間の共同研究が円滑に進むように配慮すると共に、生体金属分子科学の分野の興隆のための方策を討論した。その一つとして、当初計画では第4年度は公募研究を募集しないことにしていたが、計画研究の費用をはき出しても公募研究を実施する方針に変更し、文部省にお願いすることにした。
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