研究課題
本研究では、S.M.Bartell(SENES OAK RIDGE.Inc-Vice president)らが開発した化学物質による水系生態リスク評価モデルCASM(Comprehensive Aquatic Simulation Model)による生態リスク評価を行い、プログラムを変更し、琵琶湖への応用を試みている。CASMは種相互の関係を考慮した生態リスク評価モデルである。従来欠如していた高次栄養段階生物も含む食物連鎖の関係の下で、化学物質の影響を評価し、化学物質対策における意思決定を支援することがその使命である。まず米国の湖で自然条件、食物連鎖の条件下でPCPの影響を評価した。これにより、食物連鎖の制約下では、LC50値が小さいspeciesが必ずしも大きな影響を受けるとは限らないことが示された。日本への適用にはまだ成功していない。
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