研究課題/領域番号 |
08301003
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研究機関 | 京都市立芸術大学 |
研究代表者 |
上山 春平 京都市立芸術大学, 学長 (30027510)
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研究分担者 |
松居 竜五 駿河台大学, 現代文化学部, 助教授 (40238952)
萩原 博光 国立科学博物館, 植物研究部, 主任研究官 (90100932)
小峯 和明 立教大学, 文学部, 教授 (70127827)
宮田 登 神奈川大学, 経済学部, 教授 (70015387)
飯倉 照平 東京都立大学, 名誉教授 (80083236)
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キーワード | 南方熊楠記念館資料目録 / 南方熊楠日記未発表分の入力 / 南方熊楠の粘菌標本のデーターベース化 / 明治19年の南方熊楠蔵書目録 / 田辺抜書の抜き書き目録 |
研究概要 |
春(5日間)、夏(5日間)、秋(3日間)の三回にわたる南方邸・および記念館の調査を行った。南方邸の調査はノート、抜き書き帖、書簡等の一次資料の整理、調査を中心に行った。終了した範囲については、データーの入力を済ませた。南方熊楠記念館の調査は人文関係の目録の校正調査を行った。なお、南方熊楠記念館資料目録は1998年5月末に、記念館より刊行される予定である。また、国立科学博物館に寄贈された南方熊楠粘菌標本の整理、データベース化を現在行っている。 今後の研究を行うための作業として、南方熊楠の未発表分の日記の入力作業を行った。日記は、すでにデーター入力された蔵書目録や、データー入力がされつつある南方邸および南方記念館の資料目録、国立科学博物館に寄贈された標本類の目録との相互の関連を解きほぐす最重要資料であり、今年度は大正時代の翻字された原稿の入力作業を行った。大正3年(400字×360枚)、大正4年(350枚)、大正5年(395枚)、大正6年(434枚)、大正7年(402枚)、大正10年(546枚)、大正11年(525枚)、の7年間の入力を終了した。来年度も引き続き、入力作業を行う予定である。また、既発表分についても、スキャナー等によって同様に入力作業を行う予定である。また、南方熊楠が明治19年に自ら作成した蔵書目録を翻字しデーターベース化した。 なお、田辺抜書のマイクロ化が終わり、今後その内容の細目を確定する必要がある。今年度はこれについての内容調査を行うことができなかった。来年度より抜き書きされた書籍名、抜き書き部分の確定作業等を行う予定である。あわせて、抜き書き書籍中、必要なものについては購入等を行い、内容調査を行うための準備作業を行いたいと考えている。
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