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1996 年度 実績報告書

大都市における都市構造の転換と社会移動に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08301020
研究種目

基盤研究(A)

応募区分総合
研究機関明星大学

研究代表者

渡戸 一郎  明星大学, 人文学部, 助教授 (00230946)

研究分担者 野沢 慎司  静岡大学, 人文学部, 助教授 (40218318)
大江 守之  厚生省国立社会保障, 人口問題研究所・人口構造研究部, 部長
牛島 千尋  城西国際大学, 人文学部, 教授 (90245324)
園部 雅久  上智大学, 文学部, 助教授 (00154716)
高橋 勇悦  東京都立大学, 都市研究所, 教授 (90014779)
キーワード大都市 / インナーエリア / 都市社会構造の転換 / 社会移動
研究概要

大都市の都市構造転換に関する先行諸研究を整理するとともに、国勢調査データ(とくに東京圏のそれ)の再分析を随時試み、さらに東京大都市圏と関西大都市圏のインナーエリアの予備的な現地調査を実施した。それらを踏まえて研究の位置付づけと方法を明確にするための研究会を6回開催し、来年度の本調査に向けて議論を行った。
そこで浮かび上がった視点としては、(1)脱工業化が進行する中での都市型社会においては生活条件が一様化するとともに、階層を横断する性、年齢、地域、家族関係、世代、福祉国家的配分の享受の程度などによる新たな社会分化の諸相が、戦略的な分析の焦点となること、(2)周辺化される異質的な存在(例えば外国人居住者やホームレスなど)に対する人びとの受け止め方やボランタリズム、そして倫理的規範が今後の都市型社会の社会統合上の重要な要因になること、(3)大都市の産業構造転換を踏まえつつ、地域社会の変容を常住人口の構成的類型化により複数の地域において実証的に分析することを方法的に選択すること、などである。そこで、産業地位社会の変容と接合が困難になる面があるが、以上のような今日の我が国の大都市社会の構造変動を鋭く捉えるためには、個人を分析対象とすることが研究上の意義が大きいと判断されることとなった。そこで、こうした基本認識の下で現在の、来年度調査の準備をおこなっているところである。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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