研究課題/領域番号 |
08301027
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
生馬 寛信 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (40136586)
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研究分担者 |
新谷 恭明 九州大学, 教育学部, 教授 (10154402)
神辺 靖光 明星大学, 人文学部, 教授 (70082485)
入江 宏 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (90002518)
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キーワード | 漢学塾 / 儒学 / 幕末・維新期 / 藩校 / 昌平黌 / 国学・皇学 / 旧制中学校 / 寺子屋 |
研究概要 |
(1) 研究会合を2度実施し、全メンバーが出席した。 ○第1回は7月30日、31日に東京都内の工学院大学と同東京大学史料編纂所で開いた。 (1) 第1日目は、神辺会員が江戸・東京の漢学熟の所在と塾主、特質について詳細な実態調査に基づいた研究を発表した。さらに、数人の会員から研究担当地域の漢学塾所在調査について報告や自分の研究テーマについて研究状況の報告があった。 (2) 第2日目は、全員が東京大学史料編纂所で史料調査をした。宮地正人教授による所蔵史料の特質について説明があって非常に有意義であった。 ○第2回会合は12月13日,14日に東京の工学院大学で開いた。 (1) 新谷会員が、久留米藩内の漢学塾をとりあげ、幕末から明治期の漢学塾の連続・非連続の問題や地域文化への関わり、近世漢学塾教育の公的性格などについて論じた。 (2) 各会員が研究テーマについて研究状況を報告した。各報告を検討する中で、日本の近代化における漢学や漢学塾の役割について重要な課題が提起された。 (2) 研究の3年目として、研究報告書第II号を発行し、論文4と史料調査報告1を収載した。しかし、まだ研究途上の段階であり、今後も各自や各グループで研究を進め、研究発表会合を開き、研究を深めていくことを確認しあっている。
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