研究課題/領域番号 |
08301038
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 総合 |
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石塚 晴通 北海道大学, 文学部, 教授 (10002289)
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研究分担者 |
奥田 勲 聖心女子大学, 文学部, 教授 (90007948)
沼本 克明 広島大学, 教育学部, 教授 (40033500)
小林 芳規 徳島文理大学, 文学部, 教授 (10033474)
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キーワード | 高山寺 / 寺院経蔵 / 学芸複合構造体 / コーパス / 高山寺資料叢書 |
研究概要 |
高山寺経蔵を平安・鎌倉時代における学芸複合構造体(コーパス)として総合的に研究すべく、研究分担者を中心に、関係の専門識者を研究協力者として招聘し、現地総合調査を実施した。 総合調査は、高山寺(7月、1月実施)の他に、多数の高山寺本を所蔵する仁和寺(6月、11月実施)にも拡大すると共に、高山寺関係資料を所蔵する他の諸機関(東洋文庫、神奈川県立金沢文庫、東京大学総合図書館等)にも個別に赴いて実地原本調査を行った。 この過程で、原本を既刊の目録・索引類と照合し、現存本の相互関係の解明に努めると共に、原本の精密な写真撮影を実施し、既調査の資料データと総合することによって、従来十分に確認されていなかった重要資料の相互関係を相当程度解明した。 又、本研究テーマの最終目標であるデータベース化の方針、基準を決定し、入力方法の検討を重ね、データベース構築用システムとしてパーソナルコンピュータ(5台)を購入して、利用環境を整備した。 重要資料については、電子化テキストを順次作成し、LaTexによるマークアップ言語の体系的な構築を試みた。この成果は、『高山寺資料叢書』(第三期)として出版することとし、具体的な編集計画を立てて、第三期第一巻『明恵上人資料第四』の原稿作成に着手し、数次に亘る原本校正を実施した。
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