研究課題/領域番号 |
08303009
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 総合 |
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
宮本 又郎 大阪大学, 経済学部, 教授 (50030672)
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研究分担者 |
松本 貴典 成蹊大学, 経済学部, 助教授 (10219503)
谷本 雅之 東北大学, 経済学部, 助教授 (10197535)
小川 功 滋賀大学, 経済学部, 教授 (70252377)
澤井 実 大阪大学, 経済学部, 助教授 (90162536)
阿部 武司 大阪大学, 経済学部, 教授 (10151101)
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キーワード | 資産家 / 企業家 / 「日本全国商工人名録」 / データベース / 株主 / 株式会社 / 株主名簿 |
研究概要 |
1 研究課題に関する打ち合わせを7月に大阪で、10月に東京で実施し、今後3年度にわたる共同研究の具体的な進め方につき討議した。 2 「日本全国商工人名録」の明治31年版(第2版)および同40/41年版(第5版)のデータをパーソナル・コンピュータに入力しデータ・ベース化する作業を大阪大学経済学部および成蹊大学経済学部で分担して進めつつある。この資料は上記の2時点における全国の主要な都市および郡部の主な町に存在した、資金規模が比較的大きかったとみられる商工業者の住所、氏名、職種、所得税・営業税の納入額を示すものであり、従来の資産家研究でも部分的に用いられてきた貴重な文献であるが、全国的俯瞰を可能にするデータ・ベース化はわれわれによって初めて試みられる。この作業は入力・点検に多大の労力をするものであり、次年度にも引き続き進められる。 3 各メンバーが各地の図書館に出張して、上記の資料の情報を補完する株主名簿(各社「営業報告書」に収録されたものが中心)などの資料を存在状況を確認した上で、余力があれば閲覧・収集した。また、容易に入手しにくい商工人名録(明治37年度「大日本金満家-閲覧」、大正2年「帝国商工名鑑 第1版」、昭和13年「秋田商工人名録」、昭和22年度「大阪商工名簿」)をはじめ研究に深く関連する資料を書店・古書店より購入することにも力を注ぎ、それらを大阪大学経済学部経済史・経営史資料室に保管した。 4 1月に大阪で、研究課題に関わる松本貴典編著「戦前期日本の貿易と組織間関係」に関する研究会を、編者の松本氏をゲスト・スピーカーとして開催した。
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