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1996 年度 実績報告書

中央銀行の独立性に関する理論・制度・国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 08303010
研究種目

基盤研究(B)

応募区分総合
研究機関神戸大学

研究代表者

石垣 健一  神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (40047486)

研究分担者 藤原 賢哉  神戸大学, 経営学部, 助教授 (30229067)
宇恵 勝也  流通科学大学, 情報学部, 助教授 (10203423)
宮尾 龍蔵  神戸大学, 経済経営研究所, 助教授 (40229802)
地主 敏樹  神戸大学, 経済学部, 助教授 (60171089)
三木谷 良一  神戸学院大学, 経済学部, 教授 (30030670)
キーワード中央銀行 / 独立性 / 金融政策 / アカウンタビリティ / 物価の安定
研究概要

「中央銀行の独立性に関する理論・制度・国際比較研究」を研究課題とする本研究において、1996年度は計画第1年めとして各自に割り当てられた個別研究を中心として研究を進めてきた。この間にあって、すでに一部には具体的成果が表れてきている。例えば石垣、三木谷は1996年11月の金融学会において中央銀行の独立性について、オーストラリア、米国の事例に関連して報告をおこなった。その外、8月と12月にはこの研究テーマに関する研究会を組織して各自報告をしたり、また本年度日本銀行法の改正が問題となったこともあって、慶応大学の吉野直行教授からその間の事情について報告をしていただいた。これらのことを背景個別論文の形で、第1次原稿として、次のような論文が作成されている。藤原賢哉「日銀法改正の経済学分析」、宮尾龍蔵「先進国における中央銀行の独立性:時系列アプローチによる再検証」、宇恵勝也「フランス銀行法の改正と金融政策」、石垣健一「ニュージーランド準備銀行法における独立性について」などである。その他のメンバーも着々と研究を進めているが、今までの研究から得られた暫定てきな結論は、つぎのとおりである。
1.多くの先進国では、金融政策の運営については中央銀行に対して独立性認める。
2.金融政策の目的は第1義的には物価水準の安定である。
3.中央銀行は金融政策について独立性を与えられる対価としてアカウンタビリティを負わなくてはならない。
来年度にはすべての研究成果をまとめて出版する予定である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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