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1997 年度 実績報告書

ベンチャービジネスとベンチャーキャピタルの国際比較論的実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 08303013
研究機関大阪学院大学

研究代表者

狩俣 正雄  大阪学院大学, 経営科学部, 教授 (70140986)

研究分担者 中橋 国蔵  神戸商科大学, 商経学部, 教授 (80030716)
當間 克雄  神戸商科大学, 商経学部, 助教授 (70237048)
鳥邊 晋司  神戸商科大学, 商経学部, 教授 (00155607)
西村 慶一  大阪学院大学, 経営科学部, 教授 (70094068)
後藤 幸男  追手門学院大学, 経営学部・学長, 教授 (50047445)
キーワードベンチャービジネス / ベンチャーキャピタル / 企業家精神 / インキュベータ- / エンジエル / 技術革新 / 新製品開発 / 市場創造
研究概要

本研究は、我が国における長期不況からの脱出、産業の空洞化対策の決め手としてベンチャー・ビジネスの育成が期待されている中で、国内外のベンチャー・ビジネスとベンチャー・キャピタルの特徴を解明し、新規事業の開発育成に寄与することを意図してきた。前年度において本研究の目的達成のために、ベンチャー企業やベンチャー・キャピタルを訪問し、ヒアリングを行い、さらにベンチャー企業約二千社にアンケート調査を行った。本年度は、これらの結果を踏まえて、さらに問題点を解明するために、企業訪問しベンチャー企業の経営者へのヒアリングを通じて現実のベンチャー企業の特徴を明らかにしてきた。また海外の文献や資料を収集し、文献研究も行い、各研究分担者の研究領域を理論的に深耕するために研究会を行い、国内外のベンチャー企業の育成策やベンチャー・キャピタルの投融資や支援策についてある程度まで明らかにしてきた。これまでの研究結果から我が国におけるベンチャー・ビジネスの競争戦略については以下の点が明らかである。
新規事業を創造し育成することが困難な状況下で、ベンチャー・ビジネスとして成功している企業は、技術開発、市場創造、ネットワークの形成を中心とした経営戦略を展開している。ベンチャー・ビジネスは、独自の技術を持ち、また新製品開発に力を入れ、市場における多様なニーズを掘り起こし、そのニーズに応じた製品やサービスを提供し、新しい市場を創造している。また自社の弱点を補うために他の企業と技術、生産、販売の提携をし、限られた経営資源を効率的に使用し、業績をあげているのである。これらの成果を踏まえて、次年度はベンチャー企業の国際比較を行って、ベンチャー・ビジネスとベンチャー・キャピタルの総合的な理論を構築し、それを書物の形で刊行したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 狩俣正雄: "日本におけるベンチャービジネスの競争戦略" 大阪学院大学流通経営科学論集. 第22巻第3号. 37-51 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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