研究課題/領域番号 |
08304023
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
土岐 博 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (70163962)
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研究分担者 |
中野 貴志 大阪大学, 核物理研究センター, 助教授 (80212091)
菅沼 秀夫 大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (10291452)
佐藤 健次 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (60013421)
岸本 忠史 大阪大学, 理学部, 教授 (90134808)
江尻 宏泰 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (80013374)
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キーワード | モノポール / インスタントン / レプトンフレーバーの破れ / カラーの閉じ込め / グル-ボール / e+A→μ+A被 / ニュートリノ / クォーク核物理 |
研究概要 |
クォーク核物理ではQCDモノポールとインスタントンとの関係で大きな進展があった。一方、レプトン核物理ではレプトンフレーバーの破れについて理論・実験の共同研究を行った。 1.MAゲージでインスタントンとQCDモノポールの関係を詳細に調べた。インスタントン密度が小さい時にはモノポールはインスタントンをとりまく様に発生し、密度を上げていくとモノポールループのパーコレーションを起こし、複雑なモノポールループを形成することがわかった。 2.インスタントンの系で直接ウィルソンループを測定した所、明らかに閉じ込めの様子を示すことを見つけた。さらに大きいサイズのインスタントンが重要であることを示した。 3.レプトンフレーバーの破れに関して理論的にe+A→μ+Aの断面積を計算した。σ〜10^<-50>cm^2であることを得た。それを実験するためのバックグラウンド等のシミュレーションを行った。非常に難しい実験であることを示した。 論文作成中である。 4.グル-ボールを作る為の方法として(γ,φ)反応を使うことを検討した。 SPring8のGeV光が得られ次第実験を行う。
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