研究課題/領域番号 |
08304032
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 総合 |
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
北里 洋 静岡大学, 理学部, 教授 (00115445)
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研究分担者 |
加藤 義久 東海大学, 海洋学部, 助教授 (00152752)
神田 穣太 静岡大学, 理学部, 助教授 (60202032)
中塚 武 北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (60242880)
増澤 敏行 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (40023858)
白山 義久 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60171055)
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キーワード | Sediment-Water Interface / 生物地球化学 / 物質循環 / 衛星海洋学 / 相模湾 / 深海生物学 / benthic-pelagic coupling / 堆積過程 |
研究概要 |
本研究は、Sediment-Water Interface(SWI)の時空間における動態を、地質学・生物学・化学の視点から明らかにすることを目的にしている。特に、春のブルームに同期した海底環境の変化を明らかにする。研究は、相模湾中央部に設けた定点における経年観測を通じて、SWIの時空間変動を観測・測定する。 観測は、相模湾中央部の定点(35.0'N,139.22'E,水深1450m)で、平成8年5、6、8、10、12月および平成9年2月の6回試みた。観測は次の4つの項目について行っている。 1)海洋観測衛星(ADEOS)を用いた表層一次生産の地理的分布の把握:ADEOS映像の解析に先立ち、Nimbus 7-CZCS image を解析し、1979-1982年の間の相模湾に於けるクロルフィル量の相対的な経年変化を明らかにした。衛星画像の解析のためにコンピューターを購入した。2)海洋表層の基礎生産:海洋表層部の自然蛍光を測定して一次生産量を推定した。3)海中を沈降する粒子束:平成8年8月から定点に時系列セジメントトラップを係留して、海洋表層から海底に向かう粒子束の季節変化を測定している。トラップは海底から450mに設置した。トラップの試料は、各分画毎に全量・無機粒子・有機物を定量する。セジメントトラップと切り離し装置各1台を購入した。4)堆積物:マルチプルコアラーを用いて、表層が未撹乱な堆積物試料を4回採集した。堆積物は表層より1cm毎に切り分け、無機成分・有機成分をそれぞれ分析し、Sediment-Water Interface(SWI)の化学的な動態を推定する。また、生物試料は、メイオベントスを堆積物試料から分離・同定し、群集構造を解析する。また、これらの生物は飼育し、呼吸量・成長速度を測定する。小型船舶で使用可能な小型マルチプルコアラーを設計し、特注した。
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