研究課題/領域番号 |
08304033
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研究種目 |
基盤研究(A)
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応募区分 | 総合 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐々木 晶 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (10183823)
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研究分担者 |
中野 司 地質調査所, 主任研究官
宇井 忠英 北海道大学, 理学部, 教授 (10007164)
高木 靖彦 東邦学園短期大学, 助教授 (10192147)
守屋 以智雄 金沢大学, 文学部, 教授 (50052494)
向井 正 神戸大学, 理学部, 教授 (10097412)
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キーワード | 月の起源 / 月探査 / LUNAR-A / クレーター / 画像解析 / 月の進化 / 月のテクトニクス / H.Miyamoto |
研究概要 |
本研究の特徴の一つは、既存のワークステーション、パーソナルコンピュータを最大限利用して、中心となるデータサーバー機器および各研究者の画像処理システムを整備することである。サーバーおよび各機器相互の間はネットワークを介して接続して、オリジナルデータだけではなく処理データを共有化し、密接な協力体制を確立する。この目的のため東京大学、高知大学の協力のもと、宇宙科学研究所にCDROMチェンジヤを配置したサーバー体制を作った。その他では特に九州大学では、導入したApple社製パーソナルコンピュータにより、Clementineの画像解析によるクレータの研究を開始した。宇宙科学研究所では、これまでに引き続き、斜め衝突の結果を月のクレーターに適用する研究を行なっている。 宇宙科学研究所の月探査機LUNAR-Aに搭載するカメラLICの研究会を数回開催して、出されているプロポーザルの吟味と研究テーマ・対象地域と撮像時期・画像要求の関係付けを行なった。 宇宙開発事業団と宇宙科学研究所共同の月探査計画SELENEに搭載する、カメラ機器やサウンダーなどの検討グループに、当総合研究の班員が参加して、機器仕様決定に携わった。特にカメラ関係では、地形カメラの解像度・刈り幅、分光観測機器の波長・空間解像度、刈り幅の検討に参加した。 平成9年1月に月の起源研究会を宇宙科学研究所で開催して、月の地質を含む広い範囲の月の科学の議論を行なった。特に月の軌道進化と形状、テクトニクスの関連の間題を中心に検討を行なった。
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