研究課題/領域番号 |
08304037
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岡崎 廉治 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (70011567)
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研究分担者 |
古川 尚道 筑波大学, 先端学際領域研究センター, 教授 (80015966)
中山 重蔵 埼玉大学, 理学部, 教授 (90092022)
加藤 晋二 岐阜大学, 工学部, 教授 (40021589)
小倉 克之 千葉大学, 工学部, 教授 (60114253)
大野 惇吉 京都大学, 化学研究所, 教授 (70027077)
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キーワード | スルフェン酸 / 低配位化合物 / 高配位化合物 / 不斉合成 / 有機電導体 / X線結晶解析 |
研究概要 |
下記の4項目について研究した。(1)新規構造を有する有機硫黄化合物の創製、(2)有機硫黄化合物の新規合成法の開発、(3)機能性新規硫黄化合物の創製、(4)生理活性新規硫黄有機化合物の創製。(1)についてはカリックスアレーン骨格をもつ安定なスルフェン酸およびセレネン酸の合成、硫黄を含む多環性ケイ素、ゲルマニウム化合物の合成、1,2,5,6-テトラチオシンの合成とX線結晶解析、芳香族トリチオール類の合成とX線結晶解析、メタラジチオレン化合物のラジカル反応、チオン酸の合成と遷移金属錯体の合成、ジチイランおよびそのオキシドの合成と反応、かさ高い置換基をもつ鉛-硫黄二重結合化合物の合成、有機硫黄、セレン、テルル化合物の安定性にたいする理論的考察、環状スルフィン酸エステルの求核触媒酸加水分解反応、安定な5配位オキサチエタンの合成と反応、硫黄-セレン結合を含む超原子価環状化合物の合成、ナフトジチエピン系における2つの硫黄原子の相互作用などについて研究した。(2)については、有機硫黄化合物の不斉スルフィミド化、β-スルタムの反応、キラル硫黄化合物の合成的応用、ビニルスルフィドの新合成法を研究した。(3)については、新規π電子系チエニルピロールの合成、含硫黄電導性物質の合成、含硫黄置換基をもつナフタレン類の電導性、チエノチオフェンのスピン相互作用、ビスエチレンジチオテトラチアフルバレンの電荷移動錯体、含硫黄大環状化合物による銀イオンの選択的捕捉について研究した。(4)については、含硫黄化合物の環変換反応、スルフィニル化合物の求電子試薬との反応における面選択性、メタン発生菌の反応におけるNi-SR錯体の役割、含チオフェンヌクレオシドの合成を研究した。これらの成果は、公開シンポジウムにおいて発表された。
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