研究分担者 |
岩崎 徹也 東京工業大学, 工学部, 助教授 (30272701)
藤田 政之 金沢大学, 工学部, 助教授 (90181370)
大須賀 公一 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (50191937)
杉江 俊治 京都大学, 情報学研究科, 教授 (80171148)
足立 修一 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (40222624)
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研究概要 |
本年度は,制御対象のモデリングから設計および実現までを統合的に考慮した研究の方向性を明確にするために,第1回は平成10年8月17日より18日まで千葉市美浜区にて,第2回は平成10年10月16日より18日まで神奈川県三浦郡葉山町にて,第3回は平成11年1月11日より13日まで那覇市にて,合計3度の研究集会を開いた. 第1回集会では,拘束系に対するスイッチング制御,機械システムに対するダイナミクスベースド制御,閉ループ同定,ならびに数値的なテーマとしてサンプル値系の周波数応答ゲインと非線形制御でのハミルトンジャコビ方程式の扱いに関する研究成果を発表して討論した. 第2回集会では,非線形系のうちハミルトン系となるクラスの安定化制御,線形系のロバスト性解析,最適化の立場から行列不等式の解法,そして制御理論の飛行機ならびに視覚フィードバックへの適用についての研究成果を発表して討論した. 第3回集会では,非線形系の制御としてハミルトンジャコビ方程式の扱いや離散時間制御,線形系の制御として定数スケーリングつきH_∞制御,そしてシステム同定に関する研究成果を発表して討論した. これらの集会を通して,モデリング,制御理論,計算機パワーの利用に関する統合的な理解が深まった.その研究結果は,国際学会,論文誌などの学会活動を通して活発に公表されている.
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