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1996 年度 実績報告書

培養細胞から生態系に至る昆虫ウイルス実験系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 08306004
研究種目

基盤研究(A)

応募区分総合
研究機関東京大学

研究代表者

永田 昌男  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (70107407)

研究分担者 小林 淳  三重大学, 工学部, 助手 (70242930)
川崎 秀樹  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (00134263)
国見 裕久  東京農工大学, 農学部, 助教授 (50195476)
中垣 雅雄  信州大学, 繊維学部, 助教授 (70135169)
小林 迪弘  名古屋大学, 農学部, 助教授 (60111837)
キーワード昆虫 / 昆虫ウイルス / ウイルス感染
研究概要

1.バキュロウイルスの感染・増殖を検知するリポーター遺伝子としてクラゲの緑色蛍光タンパク質遺伝子を用いる可能性について検討した。緑色蛍光タンパク質遺伝子を組込んだウイルスの接種によりin vivoならびにin vitroにおいてその発現を確認することができた。2.器官レベルのウイルス感染実験系の確立を図って、器官培養の応用を試みた。まず、翅原基をモデルとして培養の諸条件を明らかにし、ウイルス増殖に必要な期間の器官培養を可能にした。3.生体内でのウイルス増殖を検査する目的で、血清学的な手法による高感度検出法を試験した。しかし、試料抽出物に混在する脂質・タンパク質の影響や生体成分と用いた抗血清との非特異的反応により、感染初期の定量についは不十分であった。4.宿主昆虫内でのウイルス遺伝子の転写産物の発現と温度環境や発育状況との関連性を明らかにし、生体内での発現パターンについて検討した。5.ウイルス感染の際に昆虫体内で検出されるタンパク質の性状、動態について追究した。これらはウイルスにコードされたタンパク質ではなく、宿主の組織、ステージ特異的またウイルス感染に特異的なタンパク質であった。6.野外におけるウイルス感染と他の要因とのかかわりを探索する目的で、寄生蜂とウイルス感染の関連を調査した。その結果、ウイルスの種類によって、宿主における寄生蜂の発育や生理状条件に与える影響が異なることが判明した。7.個々の実験課題から生ずる問題点と相互関係について検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takahashi,Y.et al.: "DNA replication-related elements cooperate to enhance promoter activity of the Drosophila DNA polymeruse α 73-kDa subunit gene" J.Biol,Chem.271. 14541-14547 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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