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1996 年度 実績報告書

食生活における健康人の少量アルコール摂取の評価

研究課題

研究課題/領域番号 08308001
研究種目

基盤研究(A)

応募区分総合
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

本間 清一  お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (50017240)

研究分担者 橋詰 直孝  東邦大学, 医学部・附属大橋病院, 教授 (60057619)
村田 容常  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (60210051)
久保田 紀久枝  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (90008730)
島田 淳子  お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (60017233)
荒川 信彦  お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (40017223)
キーワードアルコール / 保存食品 / 少量アルコール摂取 / アルコールデヒドロゲナーゼ / アルデヒドデヒドロゲナーゼ / 匂い / 味 / ストレス
研究概要

(1)保存食品をはじめとするアルコール添加・含有食品を収集し、アルコール含有量(濃度)の測定法を検討した。多様な食品を測定するには、アルコールの抽出法がネックになった。多様な、かつ多数の食品のアルコール含量を測定するには、例えば高油脂含量、着色、濁りなどの測定妨害要因を排除するためには、水抽出してから抽出液を蒸留することが食品の個別性を排除するのに適していることを確認した。蒸留液のアルコールを酵素法で定量することにした。
(2)低濃度レベルのアルコール摂取の健康に対する影響をしたべるため、疫学的調査表を作り、分担者の間で予備的に配布した。食事要因と生活状態の項目をさらに付け加える必要を認めた。
(3)アルコールデヒドロゲナーゼ、アルデヒドデヒドロゲナーゼの阻害活性物質を含む食品素材などのスクリーニングをおこなった。150種類の食品や植物をしらべイチョウ葉のヘキサン抽出物に阻害活性をみとめ、活性物質の単離精製をおこなった。
(4)アルコールの匂いと味に対する影響をしらべた。アルコールの匂のいき値は0.01-42.0ppm(水)に分布した。また、低レベルのアルコール濃度は甘味に殆ど影響を与えないことが示された。
(5)ストレス下における少量のアルコール摂取が中枢神経の神経伝達物質の増加を緩和することを想定した基礎実験をした。環境温度の上昇という物理的ストレスをラットに与えたところ、試料摂取量は顕著に減少し、副腎においてはビタミンCの顕著な低下、血中グルコース濃度の増加が認められた。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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