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1996 年度 実績報告書

スポーツ活動に伴う疲労骨折の発生要因と予防に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08308004
応募区分総合
研究機関東京大学

研究代表者

武藤 芳照  東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10143330)

研究分担者 田島 直也  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (50039533)
井形 高明  徳島大学, 医学部, 教授 (80108860)
岩田 久  名古屋大学, 医学部, 教授 (90023796)
原田 征行  弘前大学, 医学部, 教授 (70003580)
石井 清一  札幌医科大学, 医学部, 教授 (20001000)
キーワード疲労骨折 / スポーツ障害 / ゆらぎ / 骨シンチグラム / MRT
研究概要

1.症例票の作成
スポーツ活動に伴う疲労骨折の症例を全国から収集し、整理・分析するため、まず、統一症例票の構成・内容について検討した。その結果、発生状況、個人特性、骨シンチ・MRIを含む診断、治療、スポーツ現場への復帰過程を合理的に把握でき、なおかつ発生要因を(1)個人の要因、(2)方法の要因、(3)環境の要因、(4)指導・管理の要因とに分類して検討できる構成・内容を決定し、症例票を作成した。
2.症例の収集・整理
症例票を各分担研究者に配布して、北海道地区、東北地区、関東地区、中部地区、中国・四国地区、九州地区の症例を、前向きの研究手法で収集した。現時点で126症例となり、これについては第一回の分析を実施しつつ、あわせて平成9(1997)年6月末日まで同様な形で症例を収集することとした。
3.個別研究の推進
本研究の目標に即して、女性の特性、中高年者の特性、子どもの特性、競技・運動種目特性、発生メカニズムの基礎等、個別の研究課題を設定し、各分担研究者が、先行研究のレビューを行うと共に、症例分析からその課題について論考することを継続している。
4.疲労骨折の病態の棟討
従来、疲労骨折は、スポーツ活動に伴う骨組織の過労性病的変化ととらえられていた。しかし、スポーツに対するからだの適応と破綻の間のゆらぎという観点、および骨格全体を見つめる視点からすれば、疲労骨折は、ある局所における皮膚、皮下組織、筋・腱・靭帯を含めた骨格全体への過労性病的変化あるいは破綻とみることもできる。そうした病態概念についても検討中である。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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