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1997 年度 実績報告書

数学教育における新しい評価方法の開発に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 08308007
研究機関東京理科大学

研究代表者

澤田 利夫  東京理科大学, 理学部, 教授 (40000062)

研究分担者 重松 敬一  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40116281)
橋本 吉彦  横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (60000072)
中原 忠男  広島大学, 教育学部, 教授 (90034818)
能田 伸彦  筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
杉山 吉茂  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50014816)
キーワード数学教育 / 評価 / 問題づくり / 学力の国際比較 / TIMSS / 課題学習
研究概要

算数・数学科の新しい評価用具の開発のためには、まず教師の指導観の育成や指導方法の改善・開発が急務である。本研究では、短期間ではあるが、広範囲に新しい指導と評価のあり方を模索しつつ、これまで開発が遅れている「数学的な考え」や「関心・意欲・態度」などの評価とその方法を国内外から資料を収集・開発することである。それらの課題を効果的に実現するためには、全国の教育系大学の数学教育担当者や諸外国の研究者と共同して広範囲に研究を行なう必要があり、その意味からも研究分担を広く全国の大学から求めた。
本研究では、上記の趣旨および従来までの研究成果を踏まえ、新しい学力観にもとづく算数・数学科での評価に焦点をあて、児童生徒の一人一人の可能性を積極的に育成する学習内容や指導方法を開発し、それらを適切に評価する具体的な方法や用具を各国の教育研究者の協力をえて研究開発することである。
今年度は、課題学習とその評価に焦点を当て、岩手、青森、北海道、東京の各地で「問題づくり」の授業を行い、その有効性を参観した教師、指導主事等に質問紙などで意見を聞いた。また、数学的潜在力テスト(ドイツと分担者中原らで開発)を用いて数学学力との関係を特定の学校で調べた。さらに、諸外国の事情を調べるために、研究代表者が当初計画していた、アメリカ、カナダ、イギリスなどの訪問調査を先方の日程などの都合で中止し、そのかわりにICME9(第9回数学教育世界会議、2000年我が国で開催)の国際プログラム委員にアンケートを送付し、その会議が日本で開催(平成10年3月初旬)されたのを機会に、委員(10カ国10人)から数学教育評価に関する種々の意見を収集することができた。これらをまとめて次年度の実務計画の参考資料としたい。
また、今年度の研究論文・資料集として、「世界の優等生をめざして」(TIMSS:小学校/アメリカの報告書の翻訳)、「数学教育評価とその周辺」を刊行した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 澤田利夫: "数学教育の危機-学力の国際比較調査から-" 数学セミナー. 36-9. 34-38 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2014-08-26  

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