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1998 年度 実績報告書

第2言語としての日本語の習得に関する総合研究

研究課題

研究課題/領域番号 08308019
研究機関名古屋外国語大学

研究代表者

カッケンブッシュ 寛子  名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (10204439)

研究分担者 小林 ミナ  北海道大学, 留学生センター, 助教授 (70252286)
田中 真理  電気通信大学, 留学生センター, 助教授 (20217079)
渋谷 勝己  大阪大学, 日本語学科, 助教授 (90206152)
鎌田 修  京都外国語大学, 日本語学科, 教授 (20257760)
長友 和彦  お茶の水女子大学, 人文科学研究科, 教授 (60164448)
キーワード第二言語習得 / OPIデータベース / 日本語母語話者 / 中国語母語話者 / 韓国語母語話者 / 英語母語話者 / 横断研究 / 縦断研究
研究概要

(1)OPIのデータベース(最終版)が予定通り完成し、言語習得研究に限り、一般に供することが可能になった。(2)OPIとは別に、この科研に携わる研究者・研究協力者がそれぞれの機関で収集した横断的・縦断的データも多岐にわたっており、OPIのデータベースともども極めて貴重なデータとなった。(3)上のデータを使った数多くの研究に着手し多くの成果をあげ、公表した。これらの研究は、音声、文字、文法、談話、作文、社会言語、外来語の領域にまたがっており、横断研究と縦断研究、理論構築のための研究と理論検証のための研究と、質、量ともにこれまでに類を見ない第二言語としての日本語の習得研究を展開した。(4)しかしながら、この科研における全ての研究を有機的に関連づけ、OPIデータを使った横断研究で得られた仮説を、その他の特に縦断研究で検証するという当初の計画を実現するところまでは残念ながらいかず、統合的な習得理論を構築するという目的ともども今後の課題として残された。しかし、この科研が第二言語としての習得研究を大きく一歩前進させたことは間違いない。(5)3年間の研究の成果をまとめ報告書として印刷し関係機関、関係者に配付した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 長友和彦: "第二言語習得研究の成果を活用したシラバス・デザインのあり方" 日本語教育国際会議論文集. 印刷中 (1999)

  • [文献書誌] 田中真理: "第二言語としての日本語における作文評価-「いい」作文の決定要因-" 日本語教育. 99号. 60-71 (1998)

  • [文献書誌] 小林ミナ: "日本語学習者は語末の[t]、[d]をどう開音節化するか" 北海道大学留学生センター紀要. 第2号. 75-87 (1998)

  • [文献書誌] TODA, Takako K.: "Development of Speech Discrimination by Learners of Japanese as a Second Language : Remarks from a Longitudinal Study [in English] Representation and Process :" Proceedings of the 3rd Pacific Second Language Forum. Vol.1(印刷中). (1999)

  • [文献書誌] 戸田貴子: "日本語学習者による促音・長音・撥音の知覚範疇化" 文藝言語研究. 第33号. 65-82 (1998)

  • [文献書誌] 戸田貴子: "モーラと中間言語の音節構造" 筑波大学留学生センター日本語教育論集. 第13号. 23-45 (1998)

  • [文献書誌] 佐藤 豊: "成人学習者による日本語の助詞習得を促すもの-文法機能か意味役割か-" ICU日本語教育研究センター紀要. 第8号. 31-45 (1998)

  • [文献書誌] 長友和彦: "児童心理学の進歩 1998年度 「第4章 第二言語としての日本語の習得研究」" 東京・金子書房, 32 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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