研究課題/領域番号 |
08308025
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高橋 幸雄 東京工業大学, 大学院・情報理工学部研究科, 教授 (70016153)
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研究分担者 |
牧本 直樹 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 講師 (90242263)
滝根 哲哉 大阪大学, 工学部, 助教授 (00216821)
高橋 敬隆 NTT通信網研究所, 主幹研究員
宮沢 政清 東京理科大学, 理学部, 教授 (80110948)
大野 勝久 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50026118)
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キーワード | 情報通信ネットワーク / 性能評価モデル / 待ち行列ネットワーク / 相関のある入力過程 / long-range dependence / large deviation theory / ATMネットワーク / フローコントロール |
研究概要 |
本年度は、3ケ年計画の2年日であるため、各研究者が分担してそれぞれのテーマについて研究を進めた。また、研究成果を相互に検討し合う場として、ほぼ毎月1回(5月から2月まで計7回、3月も開催予定)、研究会を開催した。また、11月21日にはワークショップQueueing Theory and its App1icationsを開催した。さらに1月19〜21日に京都市においてシンポジウムを開催し、研究報告を中心に活発な議論を行った。 各研究項目ごとの進捗状況は以下の通りである。 1.入力過程の研究この項目については、昨年から引き続いて研究が進み、相関のある入力過程、long-range dependentな入力過程、MPEG2による入力過程などのモデル化と、それらの入力過程 をもつ待ち行列モデルの漸近的評価の研究に大きな進展が見られた。 2.極限的状況の研究 上記1.と関連して、相関のある入力過程をもつ待ち行列モデルを用いた議論に一定の進展はあったが、世界的に見てもこの分野の研究がほとんど成されていないこともあり、まだ成果は十分とはいえない。さらに研究を進める必要がある。 3.混雑伝播の研究 これも2.と同様である。ただ、故障復旧については一定の進展があった。 4.コントロールの研究 ATMネットワーク、生産型システムを中心に、具体的なコントロールの提案がいくつか成され、また理論的なモデル解析も一部行われた。
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