研究分担者 |
竹田 泰雄 名古屋大学, 農学部, 教授 (20023418)
首藤 伸夫 東北大学, 工学部, 教授 (90055137)
植田 洋匡 九州大学, 応用力学研究所, 教授 (70026186)
板倉 忠興 北海道大学, 工学部, 教授 (70001138)
服部 昌太郎 中央大学, 理工学部, 教授 (90055070)
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研究概要 |
(1)研究課題と研究推進体制に関する研究 自然災害研究として、どのような研究課題について重点的に推進していくかについて検討した。特に,1996年2月10日に発生した北海道古平町豊浜トンネル斜面崩落災害,1996年12月6日に発生した長野県小谷村土石流災害突発災害については,自然災害総合研究班に突発災害研究グループを組織して,突発災害研究として,災害の発生機構の解明とその対策に関する研究を進めることにした。また,国際防災の10年に続いて,国際的な防災研究を企画推進する必要性について検討する委員会を設け,具体的な研究課題について検討を開始した。 (2)自然災害に関する資料宗宗・解析に関する研究 即時的なデータ収集と研究解析のためのデータ提供・共用のあり方について検討して,自然災害の研究グループの資源が,災害の防止,被害の軽減のために,迅速かつ的確に約だてられるような体制を構築するための方策を検討し,WWWを通じて,自然災害研究の情報を公開・交換する体制を構築した。また,自然災害科学研究の成果を共有し公表するために,自然災害総合シンポジウムを開催し,平成7年度突発災害研究に関する研究成果の発表・討議を行った。 (3)災害の地域特性に関する研究 各地区における災害に関する文献を集積してこれをデータベース化し、災害の地域性に関する研究を実施した。また、全国各地区に特徴的な自然災害について、複数の専門領域にまたがる研究者を組織化して研究する方策を研究し,地区毎に災害研究に関する研究集会を開催した。
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