研究課題/領域番号 |
08401001
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研究機関 | 二松学舎大学 |
研究代表者 |
戸川 芳郎 二松学舎大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60017118)
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研究分担者 |
斎藤 喜代子 二松学舎大学, 文学部, 教授 (40078431)
松川 健二 二松学舎大学, 文学部, 教授 (90000603)
川久保 広衛 二松学舎大学, 文学部, 教授 (20078421)
大谷 光男 二松学舎大学, 文学部, 教授 (30078422)
中村 義 二松学舎大学, 国際政治経済学部, 教授 (10014739)
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キーワード | 中洲三島毅 / 三島中洲 / 三島毅 / 幕末明治 / 二松学舎 |
研究概要 |
「交付申請書」の「本年度の研究実施計画」欄に記した如く、当該年度は、昨年度に引き続き、不足部分の資料収集につとめ、それらを含めた資料の整理と研究の纏めに当てた。 今年度は7回の研究者総会と研究会を行った。 発表の題目と内容は以下の通りである。「中洲関係資料収集の現状に付いて」では、主に書簡関係の解読と解題を行い、「本学図書館収蔵中洲関係資料について」では、本学図書館収蔵中洲関係資料の目録と書誌学的研究についての発表を行い、「松山領家臣分限帳について」では、松山領家臣分限帳をもとに松山藩における三島中洲の地位について発表し、「三島中洲と南摩羽峰の往復書簡について」「方谷・中洲の書簡について」では、三島中洲と南摩羽峰・方谷の書簡の内容を取り纏め、「三島中洲の『詩経』理解について」では、三島中洲の『詩経』理解は仁井田好古の『毛詩補伝』に拠ることを明らかにし、「明治初期における本邦アカデミズムの成立について」では、東京大学での古典講習科における支那学開講・哲学会等との関連から本邦アカデミズムの成立について論じ、「三島中洲『霞浦游藻』について」では、『霞浦游藻』の代表的な詩を選んでその特色を論じ、それぞれに質疑応答を行った。 また、来年度は取り纏めの年とし、6月末日までに原稿を提出し、研究会において検討し、10月末日までには出版社に届けることとなった。
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