研究課題
基盤研究(A)
1 学校経営及び学校評価に関する文献を収集し、現在までの主要な研究成果について検討を加えた。その結果、今後本研究を推進する上で考慮すべき課題として、(1)評価拒否の意識、(2)学校の組織特性、(3)学校の優秀性、(4)教師の適格性、(5)地域教育経営、の観点が重要であることが明らかになた。さらに、学校評価システムの確立のために、(1)自己責任の原則と評価の日常性、(2)参加体制の確立と相互リンケージ、(3)授業に基づいた評価、が必要であるとの認識が共有された。2 教職員の学校評価に関する意識を調査する前提として、隔月に研究会を開催し、東京近郊の学校長を主とした学校関係者から評価活動に関するヒヤリングを実施した。また、いくつかの地方教育センターを訪問し、学校評価に関する研修事業についての実態を調査した。3 上記の成果に基づいて、来年度実施予定の学校を対象とした調査票の原案について検討した。4 学校評価の一類型として大学評価に着目し、現時点までに公表された大学の自己点検・評価報告書に関する文献目録の作成に取りかかった。また、次年度に実施するアンケートの原案作成に従事した。5 特にアメリカ、イギリスとドイツを対象として、学校評価に関する研究成果の収集と、関連する書籍・論文の目録作成を目指した。本作業は次年度も継続する。
すべて その他
すべて 文献書誌 (6件)