研究課題/領域番号 |
08401012
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
紀平 英作 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60025070)
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研究分担者 |
南川 高志 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40174099)
柏倉 康夫 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30283576)
服部 良久 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00164872)
小野沢 透 京都大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (90271832)
永井 和 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40127113)
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キーワード | ヨーロッパ統合 / EU / ユーロ / 西ドイツ / マーシャル・プラン / ローマ帝国 / ナポレオン / サルマチア |
研究概要 |
ヨーロッパ統合の流れが急速である。1999年1月をもって統一通貨ユーロが誕生した。統合は質的に深化しつつある。一方、ポーランドを先頭とした旧東欧諸国のEU参加の問題が急ピッチで課題となりつつある。ヨーロッパ統合は地域的にも大きく拡大しようとしている。近い将来、その統合のカバーする領域は、従来とはまったく異なる規模の、さらに強大なものに拡大する可能性を秘めている。本年は、以上の点を確認した上で、研究としては本研究の最終年であったこともあり、研究成果のまとめを急いだ。その成果は、別に提出する研究報告書に示したとおりである。いかにその報告書に示した論文のタイトルを示す。1)西ドイツ成立史研究序説―ヨーロッパ統合を考える新たな視座を求めて。2)ローマ帝国とブリテン島。3)サルマチア―ヨーロッパにおけるポーランドのトポス―。4)ナポレオンのヨーロッパ統合―「大陸体制」研究ノート―。5)EU通貨統合と独仏の政治的意思。6)アメリカと第2次大戦後のヨーロッパ統合運動―マーシャル・プランと「生産性の政治」とアメリカ労働運動と―。
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