研究課題/領域番号 |
08401016
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
相田 満 国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (00249921)
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研究分担者 |
中村 康夫 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60144680)
永村 眞 日本女子大学, 文学部, 教授 (40107470)
松村 雄二 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (10086689)
原 正一郎 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (50218616)
北村 啓子 国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (60204913)
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キーワード | データベース / 共有化 / シソーラス / キーワード / ダウンサイジング / 検索 / ブラウジング / 用語階層化 |
研究概要 |
(1) ユーザーインターフェイスの向上(検索エンジンのカスタマイズ作業) 本研究で開発された検索エンジンプログラム(プロトタイプ)のユーザーインターフェイスの改良を行った。 具体的には、ガイドウインドウの用語の統一性を図るとともに、操作性においてWindows標準の操作手順に準拠させることにより、ユーザーがマニュアルレスで操作可能となるように配慮した。 (2) データの受け渡し機能の開発(検索エンジンのカスタマイズ作業) 本検索エンジンプログラムで検索されたデータベースデータの検索結果を、他のアプリケーションへ転送するためのプログラム改良を行った。開発に際しては、通常使用される各種アプリケーションやWeb検索エンジンのクリップボードへのデータ受け渡し手順に配慮して、複数データをクリップボードへ格納するための手順の策定とそれにあわせた開発を行った。 (3) 異体字検索テーブルの整備 本プログラムでは、JIS X221国際符号化文字集合環境下準拠の20,902字(漢字部分)の文字セットにおける異体字同一視検索も可能とすることを目指している。基本データは平成10年度に出来てはいたが、本年度はそのテーブルの見直し(データ校正)作業を行った。 (4) バグフィクス作業および新OSへの適合 開発された検索エンジンについて、大量データを高速に検索させるため、メモリ展開にて動作するよう開発言語をプロトタイプのVBから、VC++へと移行した。本年度にWin98が登場したが、OS仕様上JIS X221国際符号化文字集合環境にはNativeには対応していないことが判明した。従って、現段階ではWinNTのみの動作となる。これは予想外だったが、今後Win2000対応も懸案となるため、新OSへの適合は次年度へと持ち越す。 (5) 研究成果の一部の報告 本研究開発の理念・成果の一部について、情報処理学会「人文科学とコンピュータ」にて報告を行った。
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