研究概要 |
超薄分子膜の高次構造をブルースター角顕微鏡で観察し、しかもその特定の部分の屈折率等の光学的物性を、マイクロエリプソメトリーで測定できる装置の開発と、その装置を用いた分子膜の微細構造観察および、光学物性測定がこの研究の目的である。 平成9年度は、200mWのアルゴンレーザーをエリプソメータに導入し、強力レーザを用いたBAMを完成させ,エリプソBAMのx,y,zに微動できる荷台上に載せられる小型のマイクロコンピュータ駆動のLabgmuir水槽を完成した。このLangmuir水槽を用いて、いくつかの展開単分子膜系について、エリプソBAMの測定を開始した。BAMは良い性能を示すことが確認されたが、エリプソのビームを絞ると感度が落ちるため、単分子膜系に対するマイクロエリプソの方はまだ良い結果を得るまでには至っていない。
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