東南アジアの近代都市及び計画法システムの形成過程と東西地域の影響に関する比較研究

1996 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 08405040
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 研究機関: 琉球大学
• 研究代表者: 池田 孝之 琉球大学, 教養部, 教授 (70145548)
• 研究分担者: 國吉 真哉 都市科学政策研究所, 研究員 ; 清水 肇 琉球大学, 教養部, 助教授 (40244280)
• キーワード: 東南アジア都市 / 都市計画法制 / 都市及び計画法システム / 市街地形成過程

研究概要

平成8年度での研究目的は、(1)都市法制資料の収集(地域開発、都市計画、住宅政策、環境保全等)、(2)都市法の比較分析、(3)特定項目の詳細分析、である。これらに対して、インド、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリッピン、香港、台湾の8ヵ国を対象として、国連地域開発センター、東南アジアセンター、アジア経済研究所、国立国会図書館等を中心に、都市法制資料の収集を行った。特に、台湾、香港、シンガポール、タイ、インドネシアについては、相手国の大学機関を通して、本計画内容や資料の検索方法のレビューを受けるなど、具体的な検証を行った。主たる対象諸国の都市関連法制資料について約80%の収集が得られ、その抄訳・整理をすると共に、都市法全般及び特定項目(ゾーニング、サブディビジョン、建築線、高さ制限、開発規制、住宅政策、公園緑地、スラム対策、土地利用計画、土地開発等)について、各国相互の比較分析を行うなど、ほぼ予定どおりの成果をあげている。今後は、更に資料収集を行うとともに、対象都市での市街地形成過程との関連分析を行う予定である。