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1997 年度 実績報告書

都市と自然-その建築史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08405041
研究機関京都大学

研究代表者

高橋 康夫  京都大学, 工学研究科, 教授 (60026284)

キーワード都市 / 自然 / 環境 / 都市史 / 災害 / 地震
研究概要

本年度は、以下の項目について研究した。
(1)大災害と都市更新について、大災害の後、都市はなぜ一新され、再建修復されることがないのかという問題では、都市を襲う大火災や大地震に注目し、京都・伏見・大坂・江戸・博多・堺など、近世初頭前後に大火災や大地震を被った都市について史料を収集整理した。
(2)とくに、平成7年(1995)の阪神大震災とよく似た規模であり、いっそう被害の大きかった、文禄5年(1596)のいわゆる慶長大地震について、京・伏見・堺などの都市を中心に考察した。
(3)人為的ともいえる放火による大被害についても、織田信長による元亀4年(1573)の戦国期京都・上京焼討などを対象に史料を収集し、検討している。
(4)都市・集落・住居の選地と自然に関する研究においては、昨年に引き続いて大阪・高山・箱館・横浜などの都市について、都市形成の契機と自然の関係、都市の成立と自然環境の維持・改変について実地調査を行い、多数の資料を収集した。
(5)都市と自然に関する参考文献・資料・史料・指図・絵画資料など大量のデータを収集し、必要なものを機械可読化した。それらをパソコン・データベースに入力し、研究支援データベースを構築するための基盤として予備的なデータベースを増補した。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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