研究課題/領域番号 |
08406017
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
長谷川 高士 京都大学, 農学研究科, 教授 (40026448)
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研究分担者 |
岡 太郎 京都大学, 防災研究所, 教授 (90027243)
浜口 俊雄 京都大学, 農学研究科, 助手 (90263128)
村上 章 京都大学, 農学研究科, 助教授 (80157742)
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キーワード | 地下ダム / 有限要素法 / 数値解析 / 地下水モデル / 物質輸送モデル / 実験 |
研究概要 |
本研究課題「地下ダム周辺の物質輸送解析」を遂行するため、地下ダム周辺の物質輸送に関する調査・検討、それに係わる実験設備の確立および整備、などを本年度の主たる研究目的とした。このための設備備品として、別掲のとおりワークステーション一式と、現象可視化画像処理システムのためのカメラ、ビデオ、ビデオ画像処理モジュール、およびビデオ画像を処理するパーソナルコンピュータ一式を導入した。本年度は研究の初年度であるため、まずこのシステムのハード・ソフト両面での設備を行った。具体的には、ワークステーションの基本ソフトの整備と有限要素解析システム構築の準備を行った。既に当分野にて開発した地下水解析プログラムを移植し、数値解析環境を整えた。一方、画像処理システムについても基本ハードを整備するとともに、ビデオからパーソナルコンピュータ上に画像データを獲得するソフトシステムも整備した。本年度では予備実験を行い、ビデオにより観察された非接触データを当該画像処理システムによって数値データに変換した。得られた数値データの効果的な可視化について併せて検討している。物質輸送現象に対する実験内容も検討した。こうした基本ハード・ソフトシステムの整備の一方、実際の地下ダム施工地区における物質輸送現象の分析を行っている。既往の文献調査を行い既存のモデルを総括して、地下ダム周辺の有限要素解析・物質輸送解析を行うための数値モデル化を検討した。
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