研究分担者 |
岡田 康志 東京大学, 医学部, 助手 (50272430)
竹田 扇 東京大学, 医学部, 助手 (20272429)
原田 彰宏 東京大学, 医学部, 講師 (40251441)
金井 克光 東京大学, 医学部, 助教授 (80214427)
中田 隆夫 東京大学, 医学部, 助教授 (50218004)
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研究概要 |
1)新しいモーター分子群KIFsの同定とその分子細胞生物学的解析。 a)分子生物学的アプローチによりKIF1C,KIF6,7,8,9,10,11,12,13A,13B,14,15,16A,16B,17の15の新しいKIF遺伝子を発見しそのクローニングと組織別発現を解析した(Nakagawa et al.in preparation)。 b)KIF3A/3Bヘテロダイマーに結合する関連蛋白KAP3(Kinesin superfamily associated protein 3)を同定しその遺伝子のクローニング、一次構造の決定を行いさらにKAP3を単独あるいはKIF3A/3Bと同時に発現させその構造を電子顕微鏡で観察、KAP3がKIF3A/3Bヘテロダイマーの尾部に結合し球状の蛋白であることを明らかにした(Yamazaki et al.PNAS 1996)。 c)細胞骨格蛋白の遅い輸送の分子機構を明らかにするためcaged fluorescein tubulinの培養神経細胞内微量注入その後紫外線による蛍光活性化を行い抗蛍光抗体免疫細胞化学で解析した。又ニューロフィラメントM蛋白遺伝子にmycの標識をつけ生きたマウスの後根知覚神経細胞にアデノウィルスを用いて導入しその運命を免疫細胞化学的に解析しチュブリン、ニューロフィラメント蛋白ともポリマーとしてではなく小さなオリゴマーとして微小管にそって輸送されていることが分った。
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