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1998 年度 実績報告書

微小重力下におけるラット大動脈神経性圧受容器反射機構の生後発達

研究課題

研究課題/領域番号 08407004
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

清水 強  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (10084500)

研究分担者 片平 清昭  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (90045774)
勝田 新一郎  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (80285022)
和気 秀文  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (50274957)
永山 忠徳  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (10237555)
山崎 将生  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (10192395)
キーワード微小重量環境 / 圧受容器反射 / 大動脈神経 / α-作動薬 / 大動脈レオロジー特性 / ラット / 生後発達
研究概要

本年度の研究成果の概要は以下の通りである。
1. 昨年4月16日に打ち上げられたスペースシャトル内で、打ち上げ時生後9日齢のラット群を16日間宇宙で育てた。地上へ帰還直後、phenylephrineおよびnitroprussideの静脈内投与による昇圧および降圧に対する大動脈神経活動の変化を調べた。その結果、飛行群では2種類の地上対照群と比べて、4例中2例に大動脈圧反射入力系の機能低下が認められた。
2. 大動脈神経の電顕を用いた組織学的検索の結果、地上帰還直後の飛行群では、地上対照群と比較して大動脈神経の無髄線維の数が少ないことが明らかになった。
3. Soleus nerveの直径を電顕を用いて計測を行うと、そのヒストグラムは、飛行群の方が地上対照群と比べてその分布がより広い範囲にわたっていた。
4. 摘出大動脈リング標本のα-作動薬に対する収縮性は、飛行群の方が地上対照群より低下していた。
5. 摘出大動脈標本より求めた壁張力は、飛行群では地上対照群より有意に小さく、また、壁厚は有意に薄かった。光顕による組織学的検索の結果、平滑筋細胞数の減少や微細なエラスチン線維の形成不全が観察された。
6. Differential display法を用いて、飛行群と地上対照群との間で遺伝子発現に変化がみられるもののスクリーニングを行っている。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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